〇 表示の目的 |
マンション環境性能表示制度は、関連制度である建築物環境計画書制度とともに次の3つを実現することを目的としています。
1 新築、増築又は改築する建築物の環境性能に関する情報を提供し、環境に配慮した建築物を選択しやすいようにする。
2 環境に配慮した建築物が市場で評価される仕組みをつくる。
3 建築主の自主的な環境配慮の取組を促す。
〇 対象となるマンションの建築主 |
建築物環境計画書制度で計画書届出義務の対象となる建築物(延べ面積2,000㎡以上の建築物の新築、増築又は改築のうち、住宅用途の床面積が2,000㎡以上の建築物(分譲又は賃貸マンション)の建築主
なお、延べ面積2,000㎡未満のマンションについても、建築物環境計画書の任意提出を行った場合は、マンション環境性能表示を行うことが可能です。
〇 提出の時期 |
表示の15日後までに届出が必要です。
※表示内容の変更があった場合も変更後の表示提出の15日後までに届出が必要です。
〇 表示項目と評価の概要 |
建築物環境計画書での評価と配慮内容が、マンション環境性能表示の星の数として表示されます。
配慮指針別表第1(住宅用途) マンション環境性能表示 細区分 建築物評価基準の段階 項目名 評価及び表示方法 建築物外皮の熱負荷抑制 3 建物の断熱性 ★★★ 2 ★★☆ 1 ★☆☆ 設備システムの高効率化 3 設備の省エネ性 ★★★ 2 ★★☆ 1 ★☆☆ 再生可能エネルギーの変換利用 3 再エネ設備・電気
段階1(1点)、段階2(2点)、段階3(3点)の合計点 4点以上の場合は★★★ 3点の場合は★★☆ 2点以下の場合は★☆☆ 2 1 再生可能エネルギー電気の受入れ 3 2 1 維持管理、更新、改修、用途の変更等の自由度の確保 3 維持管理・劣化対策
段階1(1点)、段階2(2点)、段階3(3点)の合計点 4点以上の場合は★★★ 3点の場合は★★☆ 2点以下の場合は★☆☆ 2 1 躯体の劣化対策 3 2 1 緑の量の確保 3 みどり 段階1(1点)、段階2(2点)、段階3(3点)の合計点 5点以上の場合は★★★ 4点の場合は★★☆ 3点以下の場合は★☆☆ 2 1 高木等による緑化 3 2 1 ・ 都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ・ 都民の健康と安全を確保する環境に関する条例施行規則 ・ 東京都マンション環境性能表示基準
〇 根拠となる条例等